Insight Search Search Submit Sort by: Relevance Date Search Sort by RelevanceDate Order AscDesc Newsletter March 29, 2012 Risk Oversight vol.26 「取締役会が考慮すべき10項目」 株主の積極的な行動に伴い、リスクの監視を含むガバナ ンス監視への要請が高まっています。昨今、ビジネス環 境の速度・複雑さは増す一方ですし、クラウドコンピュー ティング、携帯端末、ソーシャルメディア等、テクノロジーも 急速に進化しています。法規制の要請も拡大しています し、労働環境も日々変化しています。これらの変化に伴 い、新たなリスクが顕在化し、またリスクプロファイルも変化 し、ビジネスモデルも変更の必要に迫られます。ダイナミッ クな環境変化に対して、取締役会もまたリスク監視につ いて視点を新たにする必要があるでしょう。 日本語版PDF 英語版PDF Newsletter April 30, 2012 Risk Oversight vol.27 「ITリスクを監視する」 IT技術の息をのむような発展は社会のあり方を大きく変 え、IT 技術相互間で影響しあっています。ITを活用す ることで企業はコストの削減、ビジネスプロセスの改善、そ して収益の拡大を計っています。ITはいまや企業の質 的変化の源泉そのものです。 日本語版PDF 英語版PDF Newsletter May 31, 2012 Risk Oversight vol.28 「ソーシャルメディアがもたらすリスク」 企業ブログ,Youtubeのような動画投稿サイト,Facebook のようなソーシャルネットワークサービス,twitterのようなミ ニブログツールなど,インターネット・ウェブ 2.0 及びモバイ ルテクノロジーを利用して消費者を直接結びつけるのが ソーシャルメディアです。ソーシャルメディアの登場ととも に顧客マネジメントやマーケティング,企業のコミュニケー ションは,新しい次元に突入しました。 日本語版PDF 英語版PDF Newsletter June 28, 2012 Risk Oversight vol.29 「レピュテーションリスクを管理する」 レピュテーションとは複雑な概念です。レピュテーション はビジネスを営む必要要件とも言え、喩えて言うならコン サートやスポーツの試合のチケットのようなもので、まさに それなしでは入口にすら入れない、というものです。他 方、レピュテーションは実に脆いものでもあって、何十年も かけて築き上げた企業のレピュテーションが数日のうちに 崩れ去ることも多々あります。レピュテーションとは何なの かを適確に定義するのは難しい一方で、レピュテーション が重要であること、修復不可能なまで失われたレピュテー ションの例があることは、誰しもが認めるところでしょう。 日本語版PDF 英語版PDF Newsletter July 31, 2012 Risk Oversight vol.30 「戦略リスク評価」 戦略リスクとは、①ビジネスモデルが経営戦略を効果的 に反映していないか、②戦略の前提条件と現実の事業 環境にズレが生じ、その結果経営戦略が新しい状況を 反映しなくなるリスクです。企業内部のプロセスの問題 や企業外部のビジネス環境の大きな変化に起因するこ れらのリスクは経営者や取締役会の目が届かないと、致 命的なリスクとなりかねません。 日本語版PDF 英語版PDF Newsletter November 30, 2015 Risk Oversight vol.70 長期的視点から新たなリスクを認識する 事業環境は継続的に変化しており、それとともに企業が直面 する機会とリスクの情勢も変化します。この情勢を評価す る上での課題のひとつは、十分に先を見通すことにあります。 貴社では十分に長期的な視点に立って考えているでしょうか。 タイム・ホライズン(計画対象期間)の意味するところは多くあり ます。本資料においては、戦略、事業、およびプロジェクトの計 画もしくはプログラムに示された目標を達成する上で必要と見 積もられる時間の長さを意味します。タイム・ホライズンは、プラ ンニング・ホライズンと呼ばれることが多くあります。これは、タイ ム・ホライズンが、将来における計画の実行期限を示すことによ り計画についての規律を与え、期待される目標の達成に対す る説明責任を促進するためです。 タイム・ホライズンは目標の実現と相互に深く関係しているため、… Newsletter October 29, 2015 Risk Oversight vol.69 ファンダメンタルズは必ず変化する 変化は両刃の剣です。変化は事業を新たなステージへと高 める機会を提供することもありますが、逆に終わりの始まり を示すこともあります。経営者と取締役会が変化に先んじ ているか遅れを取っているかに関わらず、破壊的な変化を軽 視できないことに意義を唱える人はほとんどいないでしょう。 鍵は変化が不可避であることを受け入れることにあります。 ビジネスに関する名著の一つに、1996 年に出版されたインテル 社の前CEOグローブの手になるOnly the Paranoid Survive: How to Exploit the Crisis Points That Challenge Every Company(邦題:「インテル戦略転換」)があります。この本の 中で、グローブは、「事業のライフサイクルにおいてそのファンダメ ンタルズが変化しようとしている時点」を意味する「戦略転換 点」… Newsletter August 31, 2015 Risk Oversight vol.67 取締役会にIT事項を説明する 取締役はIT事項についての説明を受ける際に、メッセージ を完全に理解しているでしょうか。あるいは、メッセージは あまりにも複雑で理解できないものでしょうか。以下では、 取締役会に対して IT事項の説明を行うにあたっての 3 つ の関係について論考します。それぞれの関係は、最高情報 責任者(CIO)と最高情報セキュリティ責任者(CISO)が説 明内容を整理する上で、また取締役が得るべき情報に対す る方向性に関する洞察を提供します。 今日の環境において、多くの企業は、それらのビジネスモデル がテクノロジなしでは機能しえないことから、実際には「テクノロ ジ・ビジネス」であると言えます。革新的なテクノロジは、市場に おいて差別化をもたらす要素であると同時に、破壊をもたらす 要素でもあります。テクノロジの進歩によって、ビジネスモデル の価値が半減するまでの時間は急速に短くなっています。こ… Newsletter July 31, 2015 Risk Oversight vol.66 サイバー攻撃リスクを自信を持って管理する サイバーセキュリティ攻撃は引き続きメディアの高い関心を 集め、取締役会において今日的な意味を持つテーマであり 続けています。情報セキュリティは、戦略、リスク管理、変更 管理およびアクセスコントロールの全てにおける情報システ ムの機密性、完全性および利用可能性(可用性)に関係して います。以下では、この重要な課題について考察します。 リスク管理においては、リスクを除去することは不可能であり、リ ソースは限られており、リスクプロファイルは変わり続けていると いうのが現実です。サイバー攻撃についても同じことが言えま す。このため、変わり続けるサイバー攻撃の状況とリスク許容 度を理解し不可避的に発生するインシデントに備えることにより、 組織の最も重要な情報資産とシステムの保護に焦点を当てる ことが重要です。 日本語版PDF … Newsletter August 31, 2010 Risk Oversight vol.7 (日) 「リスク監視の10の原則」 2009 年 10月に全米取締役協会(以下「NACD」という) が“NACDブルーリボン委員会報告書 ─リスクガバナン ス:リスクと報酬のバランス”を出版しました。この報告 書では、取締役会が企業のリスク管理の監視を強化する ための10の原則を推奨しています。 日本語版PDF 英語版PDF 主要な考慮点 報告書では、「委員会は、この10の原則は各企業固有の ニーズに適応し、取締役会がより広い範囲を対象とするリ スク監視システムを構築するための基本的な考え方を提 供していると確信している」としています。我々も、取締役 のためのガイダンスとして、これらの原則がリスク監視プロ セスを理解するための骨子になることに同感です。 原則 1と2は、企業戦略に内在するリスクに焦点を置いて いるため、… Load More